コンポジットハイウェイ
CFRP研究開発の一大拠点・産業集積の形成を目指して
コンポジットハイウェイコンソーシアム
- 「東海・北陸連携コンポジットハイウエイ」構想
- 「東海・北陸連携コンポジットハイウエイ」は、炭素繊維複合材料における川上、川中(繊維産業・機械産業)の製造エリアである北陸地区と、多大なニーズや消費があり、実用化、製品化が見込まれる川中、川下(自動車や航空機産業)の東海エリアが連携し、一体化することで、炭素繊維複合材料の商品化や事業化をさらに前進させることを目的に構想されました。
- 核となる複合材料研究開発拠点
- 本構想では、大学に設置された複合材料研究開発拠点(名古屋大学ナショナルコンポジットセンター;NCC、岐阜大学複合材料研究センター;GCC、金沢工業大学革新複合材料研究開発センターICC)が中核となり、地域公設試等の協力を得ながら産業界が求める多様なニーズに応える研究開発・人材育成のプラットフォームとなる場を提供し人(研究者等)や情報(シーズやニーズ)が行き交う連携・交流を活発にすることで、研究開発・人材育成の一層の加速化を図り、複合材料に関する研究開発から生産・加工・組立までを行う世界に冠たる一大拠点・産業集積の形成を目指します。
- 炭素繊維複合材のサプライチェーンの構築へ
- 日本の複合材産業は炭素繊維メーカーが世界市場で約7割のシェアを持つ一方、CFRPを用いた部材や製品のシェアは約1割と言われ、加工や利用で欧州に後れをとっています。同構想が実現することで、繊維・機械産業が盛んな北陸と、自動車・航空機産業が集積する東海との協力が密になり、材料開発から利用までカバーする複合材のサプライチェーンが構築されます。
- 広域への展開
- 2018年からは「コンポジットハイウェイコンソーシアム」と名称を改め、東海・北陸地域のみに限らず、より広域での連携により活動の幅を広めています。
- 名古屋大学ナショナルコンポジットセンター(NCC)、金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)岐阜大学複合材料研究センター(GCC)が炭素繊維複合材料に関する連携協定を締結。
- (2014年11月12日)
- 2019年1月現在、3大学、東海・北陸・中国地域の9公設試および参画企業、支援機関によるコンソーシアムとして活動。
参画機関(大学・公設試)
- 名古屋大学ナショナルコンポジットセンター;NCC
- (大学)
- 金沢工業大学革新複合材料研究開発センター;ICC
- (大学)
- 岐阜大学Guコンポジット研究センター
- (大学)
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所 中部センター
- (公設試)
- 富山県産業技術研究開発センター
- (地方公設試)
- 石川県工業試験場
- (地方公設試)
- 福井県工業技術センター
- (地方公設試)
- 広島県立産業技術総合研究所 西部工業技術センター
- (地方公設試)
- あいち産業科学技術総合センター
- (地方公設試)
- 岐阜県工業技術研究所
- (地方公設試)
- 三重県工業研究所
- (地方公設試)
- 名古屋市工業研究所
- (地方公設試)