穂高槍縦走 三日目 ~The last traverse of my life~
世界三大パノラマのひとつ

松濤のコルからひたすら登り、ようやく北穂高岳北峰に到着。前回もそうだったのだけど、今日も誰もいない山頂だ。さすが世界三大パノラマの一つと言われるだけあって、360°の眺めは素晴らしいの一言に尽きる。しかも山頂には一人ということは贅沢極まりない。山頂はそこそこの広さで、ここの下が北穂高小屋になる。ここでザックを下ろし、改めて遠くを見渡す。

槍をバックに北穂高岳北峰。北穂は双耳峰で遠くから見ると美しい2つの峰がみえるけど、南峰はあまりにもマイナーだ。
北穂高岳から大キレットを経て槍へ続く稜線。これからここを歩いていくのだと思うと、ワクワクしてくる。しかしここは昨日歩いた西穂~奥穂に匹敵するほどの難所だ。特に直下の火棚期から長谷川ピークに至る所は数多くの登山者が遭難事故を起こしている。
大キレットは北穂から北上するほうが厳しいと聞くけど、どうだろうか? またこの先、ルート上に雪は残っているのかどうかはわからない。一度歩いているとはいえ、逆コースなので慎重に行かなければならない。とにかくここからは今日のルート上で最も危険なところなので、昨日同様、絶対に気は抜かない。ここも一歩間違えたらただでは済まないところだ。

直下の北穂高小屋。穂高岳山荘同様に静かだ。
北穂高岳からの最高の眺めを満喫してほしい。



