穂高槍縦走

穂高槍縦走 三日目 ~The last traverse of my life~

雪渓が遮る中岳

稜線に続く登山道はまだまだ続く。岩屑の道を大きく下るとコルに着いた。そして目の前に立ちはだかるのが中岳だ。あそこまで登らなければ先に進めない。しかも大きな雪渓が横たわっている。

  

コルは水場になっているけど、古びた指導標は倒れてバラバラになっている。ここから中岳山頂に向かって登っていくわけだが、岩に付けられたペンキマークは雪渓の左側に続いているので、問題はない。しかし…かなりの標高差を登らないといけないな。12年前は真っ暗な中を下りてきたのだけど、かなり長い下りだったのが記憶にある。

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中岳の麓のコルから中岳を見上げる。信州側に大きな雪渓が横たわるけど、この先大丈夫か?

  
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指導標は無惨にもバラバラ。

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ここは水場にもなっている。雪渓の雪解け水だ。

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かなり大きな雪渓だ。ペンキマークを見てみると…

  
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岩に書かれた槍ヶ岳方面。そしてペンキマークは雪渓の左側に続いている。どうやら雪渓の上を歩くことはなさそうだ。

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順調に大きな岩の上を伝うように登っていくと、いきなり雪渓に遮られてしまった。どうする? と辺りを見渡してみると、左側に何とかエスケープできそうな箇所がある。ちょっと大回りをして雪渓を避けてルートに戻る。ちょっと焦ってけど、安全なルートを見極めるのも技術の一つだ。再びルートを進むと山頂の標識が見えてきた。

  
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元のルートに無事合流。再度山頂に向かう。

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中岳山頂の標識が見えてきた。13年前と同じだ。


岩の上の登山道を登り、雪渓を越えて中岳山頂に辿り着いた。大喰岳から歩いてきた時は、梯子を登ったら山頂だったことを覚えている。前回は暗くてわからなかったけど、山頂は意外と広い。辺りが見渡せればここでちょっと小休止といきたいところだけど、あいにくのガスで周辺の景色は何も見えず。早々に次の大喰岳へと向かう。記憶どおり、山頂からは梯子で下りていく。大喰岳は目の前に見えているのだけど、かなり遠いし一旦下ってまた登り返さないといけないな。ここはマイペースでいこう。

  
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中岳山頂に到着。かなりきつかったけど、13年前と同じ標識だ。中岳から南岳へと向かうルートだけど、昔の県境沿いのルートは廃道化してしまったので、興味本位で立ち入らないように。

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傾いてしまった指導標。

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次の大喰岳へはこちらへ。

  
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ルートは山頂から直角に右へ。

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ちょっと危険な下り。慎重に鎖を伝って下りる。

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山頂直下の梯子。やはり記憶は確かだった。暗い中を梯子を登ったら、「あれ?山頂?」といった感じだったよ。

  
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目の前の大喰岳へと続く登山道。あまり急登ではなさそうだ。

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ガスは掃けなくなった。この先ちょっと景色は望めそうにもないけど、大キレットの途中でなくてよかった。

  
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ここにもミヤマダイコンソウの花。

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多分ミヤマタンポポだろう。

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こちらはイワベンケイだね。

  
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タカネヤハズハハコ。漢字で書くと「高嶺矢筈母子」。

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こちらはミヤマキンバイ。ミヤマダイコンソウとは葉の形が違う。

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更にガスが濃くなってくる。南岳から槍への稜線は歩きやすいのだけど、アップダウンがあるのでかなり体力が削がれるな。まあ、一歩一歩頑張って歩いていこう。何度も書いているけど、今日の目標は槍の穂先に立つことだ。

  
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やっぱ大喰岳は思った以上に遠い。ちょっと立ち止まって深呼吸してまた歩き出す。しかし足は止まってはいないので大丈夫だ。

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お、槍まであと1.1kmか。頑張っていこう。


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