穂高槍縦走

穂高槍縦走 三日目 ~The last traverse of my life~

稜線はガスの中

危険な岩場は一段落。ここからは槍に向けての稜線歩きだ。ここで初めてザックに取り付けてあったトレッキングポールを出す。今まで岩場のオンパレードだったので使うことはなかったけど、少しでも負担軽減のために役立つだろう。ちょっと辺りがガスに囲まれてきたけど、景色は二の次で、とにかく無事に槍の穂先に立つことが今日の最終目標。十分に休憩も取り、出発する。

  
穂高槍縦走

十分に休憩も取り、まずは南岳へと登っていく。ここからは一般的な登山道なのだけど、アップダウンがかなりキツそうだ。

穂高槍縦走

ちょっと登って南岳小屋を振り返ると、かなりガスが昇ってきた。南岳小屋からはしばらく緩やかで明瞭な踏み跡が南岳山頂へと続いている。本当に歩きやすい登山道はちょっとこれまでの岩場だらけのルートと比べるとホッとするけど、やはりここでも気は抜かない。この稜線で道迷いはさすがにないけど、転倒はいつ起こるかわからないからね。

  
穂高槍縦走

足元の黄色い花。シナノキンバイだろうな。

穂高槍縦走

南岳はすぐそこ。山頂の標識が見えてきた。

  
穂高槍縦走

前回は真っ暗な中を槍から縦走し、南岳の時点でもまだ日の出前だった。今回は明るい中での山頂。なだらかだけど、ここで標高3,000m超の3,032,88m。ここからは標高3,000m前後の高さを歩いていくことになる。

穂高槍縦走

大キレット方面は完全にガスの中だ。

穂高槍縦走

南岳の三等三角点。点名は「北穂高」だって。

  
穂高槍縦走

左手の飛騨側には南岳新道が続いているのが見えている。槍平へと下りていくエスケープルートにもなるのだけど、標高差約1,000m、水平距離約2kmとかなりの急登であると同時に鎖場や梯子もあるそうなので、下山ルートとしてはちょっとお勧めできないかな。

穂高槍縦走

槍平小屋の赤い屋根がガスの切れ目から見えている。

穂高槍縦走

尾根もちょっと痩せてきたかな。先がガスに覆われてきた。


南岳からは緩やかな稜線闊歩。谷からガスが昇ってくるけど、たまに切れて辺りの景色を望むことができる。ガスが切れた登山道の先に指導標が立っている。恐らくあそこが天狗原への分岐地点だろう。

  
穂高槍縦走

ちょっとガスが掃けた。延々と続く登山道が見えている。なんかとても気持ちがいい。

分岐を右に下りていくと天狗原に至り、槍沢ロッジへと通じる。それにしても稜線歩きはいいな。はるか先にヒュッテ大槍も見えている。しかし次の山頂の中岳へは南岳から半分も来ていないんだよね。しかもかなりの標高差を登らなければならない。ちょっと心配なのが中岳に横たわる雪渓だ。登山道を覆ってなければいいが。

  
穂高槍縦走

登山道の信州側には大きな雪渓が横たわる。

穂高槍縦走

遠くに天狗原分岐の指導標が見えてきた。

  
穂高槍縦走

前回は真っ暗だった天狗原分岐。右へ下りていくと天狗原に至る。天狗原の天狗池は晴れていると逆さ槍が映ることで有名だね。

穂高槍縦走

彼方に続く尾根は東鎌尾根だ。

穂高槍縦走

その鎌尾根の上にヒュッテ大槍。

  
穂高槍縦走

だんだんとガスも濃くなってきたけど、まだ行く手の山は何とか見えている。天狗原分岐を過ぎるとちょっと登山道も荒れ気味になってきた。登山道は相変わらず稜線伝いに延々と続いている。晴れていれば槍が見えるはずなんだけど、今日は残念だったね。頑張って先に進むと中岳の尖った山が見えてきた。かなり雪渓は大きそう。

穂高槍縦走

槍は見えなくなってしまった。先に見えるピークは中岳ではなく、更にその向こうだ。

  
穂高槍縦走

雪渓を頂く中岳が見えてきた。その右ののっぺりした山が大喰岳、その右にかろうじて槍の姿。

穂高槍縦走

鎌尾根の下にあるのは殺生ヒュッテ。


  1. 地図
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5
  7. 6
  8. 7
  9. 8
  10. 9
  11. 10
  12. 11
  13. 12
  1. 全日行程地図
  2. 1日目
  3. 2日目
  4. 3日目
  5. 4日目

このページの上に戻る